開催プログラム

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報告動画

「地域芸能と歩む」報告動画の公開

令和3年度「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」報告動画を公開します。 プロジェクト3年目は、「地域」から「芸能」を考える/「芸能」から「地域」を考える、という視点から、ゼミナール(全8回)、レクチャー・シリーズ(全6回)、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(全2回)、そしてBOOK制作プロジェクトの4つの活動を実施しました。 「地域」とは何か、そして、私たちの「生」において音楽・芸能とはどのような存在なのか。 参加してくださったフェロー、講師、アーティストの皆さんとともに、考え、語り合い、学びあった1年間の記録です。

レクチャー・シリーズ⑤

「きく」―うたの行方を訪ねる旅

申込受付・配信期間:2022年2月16日~3月2日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズでは、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

レクチャー・シリーズ②

「つながる」―クラシック音楽と地域をつなぐ

申込受付・配信期間:2022年1月17日~1月31日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズのオンデマンド配信が始まります! 今年度は、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

対話プログラム

伊江小×坂元小 子ども芸能交流会

共に地域の芸能を学習している伊江村立伊江小学校(沖縄県)と山元町立坂元小学校(宮城県)は、一昨年からテレビ会議システムを使って交流を続けてきました。今年度も「伊江小×坂元小 子ども芸能交流会」を実施。伊江小学校の5年生と坂元小学校の4年生が画面を通して繋がりました。地域を超え、芸能を通じて沖縄と東北の子どもたちが交流した記録です。 ●2021年2月1日(月)10時半〜 事前交流会(Zoomミーティング)  テーマ:お互いの地域の芸能について紹介しよう。 ●2021年2月4日(木)10時半〜 伊江小×坂元小 子ども芸能交流会(Zoomミーティング)  坂元小学校 4年生の演舞「子ども神楽」  伊

エッセイ④

地域芸能について学生と共に考える

「まーすけーいロード・プロジェクト」では、読谷村・長浜に伝わる「まーすけーい歌」にもとづく影絵人形劇を制作しました。影絵芝居には、長浜の子どもたちの人形のほかに、沖縄女子短期大学で保育を学ぶ学生たちの作った人形たちも参加。大学生たちは歌を聴き、昔の情景を思い浮かべながら、昔の少女たちの物語を想像していきました。この経験を彼らはどのように繋いでいってくれるでしょうか。このプロジェクトにご協力いただいた沖縄女子短期大学助教の羽地知香さんに、学生たちと影絵人形の制作を行った際の様子についてエッセイをご執筆いただきました。

【見逃し配信スタート 第二弾】

ヨミタン大学×県立芸大 読谷のうた「まーすけーい歌」が紡ぐ記憶の旅(見逃し配信)

申し込み受付・配信期間:2021年3月23日~3月31日

2020年11月1日に読谷村文化センターにて開催された「読谷のうた『まーすけーい歌』が紡ぐ記憶の旅」の動画見逃し配信を行います。お申込み頂いた方に、動画のURLをメールにてお送りします。申込みに間に合わなかった方や、もう一度動画の内容をおさらいしたい方等、ぜひお申込みください。

レクチャー・シリーズ③

ミュージッキング再考―文化人類学の視点から芸能を考える

申し込み受付期間:2021年1月29日〜2月12日

2020年度「地域芸能と歩む」のレクチャー・シリーズ③が本日より配信スタートです!本講座では、ニュージーランド出身の音楽学者クリストファー・スモールが提唱した「ミュージッキング」という概念を大きなテーマとしてレクチャーを行います。文化人類学の最先端のフィールドで活躍されている、富山大学准教授の野澤豊一さん、国立民族学博物館准教授の川瀬慈さんをお迎えし、アメリカの黒人教会やアフリカのエチオピアの事例についてお話を伺いながら、歌ったり踊ったりする行為そのものについて考えていきます。

まーすけーいロード・プロジェクト

ヨミタン大学×県立芸大 読谷のうた「まーすけーい歌」が紡ぐ記憶の旅

申し込み受付期間:2020年12月25日〜2021年1月22日

今年11月に読谷村文化センターにて開催された『読谷のうた「まーすけーい歌」を紡ぐ記憶の旅』を2部に分けて公開いたします。 かつて読谷村・長浜では「まーすけーい歌」(塩換え歌)という歌が歌われていました。長浜の女性たちが塩田のある東海岸の泡瀬まで、片道20キロ近い道程を歩いて、薪や農作物と塩を物々交換していた、その道行きの様子を歌った歌です。今回の「ヨミタン大学」では、この「まーすけーい歌」の歌詞と音楽を味わい、歌をとおして見えてくる読谷の豊かな生活文化や地域を超えた人びとの交流について考えていきます。

開催レポート[増野亜子]

地域芸能の現場をフィールドワークする 第2回(伊江村)

2月13日(木)、「伊江小学校×坂元小学校 子ども芸能交流会&伊江村タウンミーティング」を開催しました。伊江村立伊江小学校5年生と宮城県の山元町立坂元小学校4年生がテレビ会議システムを活用して行う「子ども芸能交流会」は2年目になります。午後の部では、「伊江村タウンミーティング」と題して、伊江小学校教諭を中心とした参加者でグループディスカッションを実施し、最後はそれぞれが3年後の自分に宛てて、地域芸能の継承に対する今の思いを手紙にまとめました。 伊江小学校での「子ども芸能交流会」と「伊江村タウンミーティング」に参加された神野知恵さん(国立民族学博物館機関研究員/民族音楽学、民俗学)、増野亜子さん

フィールドワーク&対話プログラム

地域芸能の現場をフィールドワークする 第2回(伊江村)

2020年2月13日(木)【終了しました】

今年も「子ども芸能交流会」を伊江島と宮城県山元町で開催します。伊江小学校5年生と宮城県の坂元小学校4年生がSkypeを介して行う「子ども芸能交流会」は2年目になりますが、今年は両小学校の教職員と保護者、地域住民が主体になって行います。 2度目の今年は、学校や地域が大学や研究者に依存せず、また大学や研究者も学校や地域住民に依存せず、お互いがアイデアを出し合い、大人も子どもも、そして地域も「わたしたち、生きてるね!」と感じられるような会にするため、時間をかけて交流会の準備をしてきました。 今回も子どもの力、そして教職員、保護者の力、地域住民がもつ力を信じて、参加者が一体となって楽しめる会としたいと

アーティスト・イン・レジデンス

伊江村のうたの記憶を探す

2019年10月26日(土)【終了しました】

地域で歌い継がれてきた「うた」の記憶を探すアーティスト・イン・レジデンス・プログラム。音楽家・松田美緒のフィールドワークの一部に参加し、地域の「うた」の記憶に耳を傾けながら、アーティスト・講師とともに地域文化の豊かな多様性とその創造的可能性について考えます。

レクチャー・シリーズ

地域芸能のマネジメントを設計する 第2回

2019年10月5日(土)【終了しました】

無形文化財あるいは無形民俗文化財の「保護」という文脈の中で、地域芸能におけるアートマネジメントの必要性はほとんど語られてきませんでした。しかし、官民挙げての「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。レクチャー・シリーズでは、そうした現状を振り返りながら、地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていきます。

アーティスト・イン・レジデンス

南城市のうたの記憶を探す

2019年8月31日(土)【終了しました】

地域で歌い継がれてきた「うた」の記憶を探すアーティスト・イン・レジデンス・プログラム。音楽家・松田美緒のフィールドワークの一部に参加し、地域の「うた」の記憶に耳を傾けながら、アーティスト・講師とともに地域文化の豊かな多様性とその創造的可能性について考えます。

開催レポート

今を生きる人々と育む地域芸能の未来 キックオフ・フォーラム

7月13日(土)、「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」キックオフ・フォーラムを開催し、50名近くのみなさんにご参加いただきました。たくさんの方々のご協力を得て、大きな船が動き出しました。キックオフ・フォーラムは、その船出のセレモニー。どんな旅になるのか楽しみです。ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。キックオフ・フォーラムでは、どんな議論が交わされたのでしょうか。今回は、編集者でライターの川口美保さんに開催レポートをご執筆いただきました。

「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」事業報告書

『地域芸能と歩む』

令和3年度「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」活動報告書『地域芸能と歩む』(PDF)をアップロードします。 今年度のプロジェクトに参加したフェローの皆さんのエッセイと、レクチャーの講師の皆さんによる論考、そしてアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの記録と解説を収録。ふたりの写真家による「人」と「土地」に焦点を当てた、2編の写真のシリーズも収められています。 3年間のプロジェクトの集大成、ぜひご覧ください!

レクチャー・シリーズ⑥

「うたう」―うたを土地に返すために

申込受付・配信期間:2022年2月16日~3月2日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズでは、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

レクチャー・シリーズ①

「かわる」―地域と芸能への新たなアプローチ

申込受付・配信期間:2022年1月17日〜1月31日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズのオンデマンド配信が始まります! 今年度は、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

エッセイ⑤

子供たちが見つめるその先に

「地域芸能と歩む」では、2020年8月から9月にかけて、新型コロナウイルス感染予防対策を充分に行ったうえで、写真家の志鎌康平さんと沖縄各地の地域の芸能の担い手の方々の「いま」を写真に収める小さな旅を行いました。 名護市屋部「屋部の八月踊り」もまた、2020年は規模を縮小し、神事のみを行うこととなりましたが、子どもたちによる「長者の大主」は無事に奉納が行われました。地域の担い手の方々や、初めて舞台に立つ子どもたちがどのような思いで、2020年の夏を過ごしたのか、このときの撮影の様子とともに取材しました。

特別インタビュー②

芸能を未来に繋ぐために―照屋林賢に聞く(後篇)

90年代以降、沖縄の音楽文化・芸能は広く親しまれるようになったが、そのきっかけのひとつとなったのが、りんけんバンドのメジャーデビューとそれ以降のブレイクだった。地域の風習や伝統を織り込みながら、沖縄発のポップサウンドを打ち出した彼らのスタンスは、同時代に世界各国で盛り上がりを見せたワールドミュージックの潮流とも共振するものであった。 中心人物である照屋林賢は、琉球古典音楽家の林山を祖父に、戦後の沖縄芸能の流れを作り出した林助を父に持つという沖縄芸能のサラブレッド。このコロナ禍では自身が経営する北谷のライヴハウス「カラハーイ」からいち早く番組配信を開始し、現在まで毎日のように生配信を続けるなど、

エッセイ②

ホログラム的

幸町バグパイプ・クラブのメンバーで、作曲家、そして社会福祉法人東香会理事長として保育園や学童保育クラブの運営にもかかわる仕事もされている齋藤紘良さん。齋藤さんは、東京都町田市の忠生地域を拠点に「YATO―500年のCOMMONを考える―」というプロジェクトを行っています。新型コロナウイルスの感染拡大によって、大きな社会的変化が生じた2020年。地域での催事を未来へと継承していくためにどのようなことを考えられたのか、ご執筆いただきました。

レクチャー・シリーズ②

芸能を学び伝えること―バリ島における芸能の継承と創造

申し込み受付期間:2021年1月22日~2月5日

2020年度「地域芸能と歩む」のレクチャー・シリーズ②が本日より配信スタートです!本講座では、インドネシアのバリ島でガムランやワヤン・クリ(影絵芝居)をはじめとするインドネシアの芸能の修行を受けられ、現在、実践者または研究者として活躍されている3名の講師をお呼びしました。バリの村々において、芸能を「学ぶ」そして「伝える」という営みがどのように行われているのか、そして、さらに未来の世代への継承や、伝統の新たな創造的な可能性はどういうところにあるのか考えていきます。

キックオフ・トーク

「地域芸能」から「地域」の未来を創造/想像する

配信期間:2020年12月24日〜2021年1月7日(配信は終了しました)

2020年度「地域芸能と歩む」のキックオフ・トーク『「地域芸能」から「地域」の未来を創造/想像する』を配信します! 幸町バグパイプ・クラブは、東京都の立川市や町田市で、新たな地域の催事を創出することを目的に、餅つきとバグパイプの演奏を組み合わせたパフォーマンスを行う団体です。このキックオフ・トークでは当団体の活動について話をうかがうとともに、音楽や身体を使ったパフォーマンスを新たな「地域芸能」として根付かせることによって人が集まる場所を再構築するという試みが今後の地域社会にもたらしうる可能性について議論を行いました。

開催レポート[神野知恵]

地域芸能の現場をフィールドワークする 第2回(伊江村)

2月13日(木)、「伊江小学校×坂元小学校 子ども芸能交流会&伊江村タウンミーティング」を開催しました。伊江村立伊江小学校5年生と宮城県の山元町立坂元小学校4年生がテレビ会議システムを活用して行う「子ども芸能交流会」は2年目になります。午後の部では、「伊江村タウンミーティング」と題して、伊江小学校教諭を中心とした参加者でグループディスカッションを実施し、最後はそれぞれが3年後の自分に宛てて、地域芸能の継承に対する今の思いを手紙にまとめました。 伊江小学校での「子ども芸能交流会」と「伊江村タウンミーティング」に参加された神野知恵さん(国立民族学博物館機関研究員/民族音楽学、民俗学)、増野亜子さん

レクチャー・シリーズ

地域芸能のマネジメントを設計する 第4回

2020年1月11日(土)【終了しました】

無形文化財あるいは無形民俗文化財の「保護」という文脈の中で、地域芸能におけるアートマネジメントの必要性はほとんど語られてきませんでした。しかし、官民挙げての「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。レクチャー・シリーズでは、そうした現状を振り返りながら、地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていきます。

開催レポート

南城市のうたの記憶を探す

8月31日(土)、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「南城市のうたの記憶を探す」の公開講座が開催されました。今回は、音楽学者・三島わかなさんからお話を伺いながら、旧玉城村で歌われた《献穀田田植歌》(神田精輝作詞、宮良長包作曲)の背景をひとつひとつ紐解いていきました。編集者でライターの川口美保さんにご執筆いただいた開催レポートを公開いたします。

開催レポート

地域芸能の現場をフィールドワークする 第1回(読谷村)

8月11日(日)、「読谷村・渡慶次地区×宮城県・山元町 タウンミーティング」を開催しました。43名の参加者のみなさんとともに、変容し続ける地域コミュニティの中で、地域芸能を持続可能な形で未来へと受け継いでいくためにどうすべきかを考えました。当日の様子をレポートします。

レクチャー・シリーズ

地域芸能のマネジメントを設計する 第1回

2019年9月14日(土)【終了しました】

無形文化財あるいは無形民俗文化財の「保護」という文脈の中で、地域芸能におけるアートマネジメントの必要性はほとんど語られてきませんでした。しかし、官民挙げての「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。レクチャー・シリーズでは、そうした現状を振り返りながら、地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていきます。

アーティスト・イン・レジデンス

読谷村のうたの記憶を探す

2019年8月3日(土)【終了しました】

地域で歌い継がれてきた「うた」の記憶を探すアーティスト・イン・レジデンス・プログラム。音楽家・松田美緒のフィールドワークの一部に参加し、地域の「うた」の記憶に耳を傾けながら、アーティスト・講師とともに地域文化の豊かな多様性とその創造的可能性について考えます。(定員5名)

アーティスト・イン・レジデンス・プログラム

志鎌康平写真展「もうひとつの時間」

会期:2022年3月21日〜30日

2019年5月から約2年半をかけて、沖縄と東北、それぞれの地域で芸能にたずさわる様々な人たちと対話を重ねながら、ポートレートの撮影を行いました。地域で芸能とともに人生を歩む人たちが、日常のなかの「もうひとつの時間」を生きる瞬間を捉えます。

レクチャー・シリーズ③

「であう①」―突き棒船の歌からたどる交流

申込受付・配信期間:2022年2月1日〜2月15日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズでは、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」事業報告書

地域芸能と歩む2020-2021

令和2年度「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」事業報告書(PDF)をアップロードします。地域芸能の持続可能な未来について、参加者の皆さんと、ともに考え、語り合い、学びあったプロジェクト2年目の記録です。

エッセイ⑥

<私たち>自身の物語りへと環る旅の途上から

「地域芸能と歩む」ことの意味はどこにあるだろう――私たちは幾度となくこのことを問いながら、プロジェクトを進めていきました。 琉球大学准教授の高橋そよさんは生態人類学・環境民俗学が専門で、サンゴ礁を生業の場とする人々の在来知や身体技法、自然観の研究を行いながら、研究と地域社会をつなぐ様々なプロジェクトの企画運営にもたずさわってこられました。「持続可能な未来のために、私たちはどのように文化の多様性と新しい知識を創造することができるか」――高橋さんの視点から、新しい人文学の可能性についてご執筆いただきました。

特別インタビュー①

芸能を未来に繋ぐために―照屋林賢に聞く(前篇)

90年代以降、沖縄の音楽文化・芸能は広く親しまれるようになったが、そのきっかけのひとつとなったのが、りんけんバンドのメジャーデビューとそれ以降のブレイクだった。地域の風習や伝統を織り込みながら、沖縄発のポップサウンドを打ち出した彼らのスタンスは、同時代に世界各国で盛り上がりを見せたワールドミュージックの潮流とも共振するものであった。 中心人物である照屋林賢は、琉球古典音楽家の林山を祖父に、戦後の沖縄芸能の流れを作り出した林助を父に持つという沖縄芸能のサラブレッド。このコロナ禍では自身が経営する北谷のライヴハウス「カラハーイ」からいち早く番組配信を開始し、現在まで毎日のように生配信を続けるなど、

【見逃し配信スタート!】

今年度配信された全てのレクチャー動画の見逃し配信を行います

申し込み受付期間:2021年3月9日~3月22日

2020年度「地域芸能と歩む」で配信したレクチャー動画の見逃し配信を行います。お申込み頂いた方に、動画のURLをメールにてお送りします。申込みに間に合わなかった方や、もう一度動画の内容をおさらいしたい方等、ぜひお申込みください。

レクチャー・シリーズ①

「ソーシャル・ディスタンス」の時代において地域芸能を考える

申し込み受付期間:2021年1月15日~1月29日

2020年度「地域芸能と歩む」のレクチャー・シリーズ①が本日より配信スタートです!本講座では、「『ソーシャル・ディスタンス』の時代において地域芸能を考えるということ」をテーマにレクチャー&クロストークを行います。新型コロナウイルス感染症の社会的な影響が広がる現在の地点から見つめ直したとき、改めて「地域芸能」をどのようにとらえ直すことができるのか。現代の盆踊りや、沖縄・東北の民俗と芸能を通して考えていきます。

「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」事業報告書

地域芸能と歩む2019-2020

「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」事業報告書が完成しました。 「地域芸能と歩む2019-2020」、地域芸能の持続可能な未来について、数多くの参加者の皆さんと、ともに考え、語り合い、学びあった1年間の記録です。

開催レポート[渡邊美由紀]

地域芸能の現場をフィールドワークする 第2回(伊江村)

2月13日(木)、「伊江小学校×坂元小学校 子ども芸能交流会&伊江村タウンミーティング」を開催しました。伊江村立伊江小学校5年生と宮城県の山元町立坂元小学校4年生がテレビ会議システムを活用して行う「子ども芸能交流会」は2年目になります。午後の部では、「伊江村タウンミーティング」と題して、伊江小学校教諭を中心とした参加者でグループディスカッションを実施し、最後はそれぞれが3年後の自分に宛てて、地域芸能の継承に対する今の思いを手紙にまとめました。 伊江小学校での「子ども芸能交流会」と「伊江村タウンミーティング」に参加された神野知恵さん(国立民族学博物館機関研究員/民族音楽学、民俗学)、増野亜子さん

開催レポート

伊江村のうたの記憶を探す

10月26日(土)、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「伊江村のうたの記憶を探す」の公開講座が開催されました。今回は、伊江村民俗芸能保存会会長の内間亀吉さん、岐阜女子大学特任教授で長く伊江島の芸能の研究をされてこられた大城學さんのお話をうかがいながら、伊江村に古くから伝わる《木宝蔵(木ぷぞ)》の歌の背景をひとつひとつ紐解いていきました。編集者でライターの川口美保さんにご執筆いただいた開催レポートを公開いたします。

開催レポート

地域芸能のマネジメントを設計する 第2回

レクチャー・シリーズ第2回のテーマは「コンタクトゾーンとしての地域芸能」。前半は石倉敏明さんのレクチャー、後半は土屋誠一さんを交えてのトークセッションでした。 「コンタクトゾーン(接触領域)」とは、文化や言語を異にする者同士が接触し、交流し、交じり合う空間領域を指す概念で、また最近では人間と非人間との接触から生まれる文化的事象を示すものとしても使われています。東北と沖縄の事例をもとに、地域芸能と食・農業、非人間の存在(動物、植物、昆虫、神や霊)とのかかわり、地域芸能と現代アートがどのようにコンタクトできるのか、そして東北と沖縄における芸術大学のあり方への問いかけまで、さまざまなトピックをめぐっ

開催レポート

読谷村のうたの記憶を探す[その1]

8月3日(土)、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「読谷村のうたの記憶を探す」の公開講座が開催されました。うたの道を辿り、歌声の中に往時の人々の息吹を感じとる――。講座の第1部では、長浜眞勇さんからお話を伺いながら、「マースケーイ歌」の背景をひとつひとつ紐解いていきました。編集者でライターの川口美保さんに開催レポートをご執筆いただきましたので、その前半部分を公開いたします。

フィールドワーク&対話プログラム

地域芸能の現場をフィールドワークする 第1回(読谷村)

2019年8月11日(日)【終了しました】

地域芸能は地域社会の縮図でもあります。地域芸能に参加すること(あるいはしないこと)を通じて、人々は地域での様々な人間関係を形づくっていきます。これまで地域コミュニティを担ってきた人々と、これから地域コミュニティを担っていく人々との交流は、地域社会の持続可能性を考えるカギと言えます。 このプログラムでは、沖縄県内の2つの地域(読谷村・伊江村[2020年2月実施予定])に足を運び、地域社会の現在を映し出す優れた地域芸能の実践をフィールドワークし、そこにたずさわる人々との対話を通じて、変化を続ける地域コミュニティの持続可能性と地域芸能とのかかわりについて考えます。

今を生きる人々と育む地域芸能の未来 キックオフ・フォーラム

2019年7月13日(土)【終了しました】

急速に変化していく地域社会の中で、わたしたちは地域芸能の持続可能な未来をどのように描いていくことが可能なのでしょうか。「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」プロジェクトの第1弾となるキックオフ・フォーラムでは、沖縄の地域芸能の未来を想像/創造するために、次の2つのテーマを取り上げます。 第1部では、東日本大震災の被災地である宮城県沿岸部地域で地域芸能の再生にかかわる人々の取り組みについて取り上げます。未曾有の大災害を経て、地域芸能の営みがコミュニティの維持や再生にどのような役割を果たしてきたのか。また、その中で、地域の担い手や、行政、学校、また研究者といった様々な立場の人々がどのように関わり合

まーすけーいロード・プロジェクト(アーティスト・イン・レジデンス・プログラム)

音楽紙芝居「くもこちゃん まーすけーい歌 ― 塩の道をたどって 沖縄の空を飛ぶ」

申込受付・配信期間:2022年3月9日〜3月27日

むかしむかし沖縄には雲子色(くもこいろ)という言葉がありました美しい色という意味です今は使われなくなった言葉です むかしから読谷の長浜では「まーすけーい歌(塩替え歌)」が歌い継がれてきました泡瀬の塩田まで、塩を手に入れるための道行きの歌です さまざまな色をカラダに映して飛ぶくもこちゃんが沖縄の塩の道を飛びます まーすけーい歌って どんな歌?くもこ色って どんな色?

レクチャー・シリーズ④

「であう②」―フィールドでの出会いと変容

申込受付・配信期間:2022年2月1日〜2月15日

令和3年度(2021年度)「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」レクチャー・シリーズでは、視点として5つの「動詞」を設定し、それぞれの視点に基づいて、6つのレクチャーを企画しました。地域の音楽や芸能にかかわる行為を理解するための視点(「かわる」・「つながる」)、それを体験するための手法にかかわる視点(「であう」・「きく」)、そして自らが表現する主体となるときに生まれる視点(「うたう」)、それぞれの視点からの思索へといざなうことで、地域や芸能をより深く知り、理解すると同時に、その現代的な課題について考察します。

特別寄稿

わたしは歌

2021年3月、映像人類学者の川瀬慈さんに再度、沖縄を訪問していただき、1年間のプロジェクトを振り返りました。浦添西海岸や浦添城址を歩き、これまでプロジェクトにかかわっていただいた方々と語り合い、本プロジェクトにとっても濃い時間となりました。 川瀬さんには1年目から本プロジェクトにかかわっていただいています。川瀬さんより、このプロジェクトでの出会いや体験をもとに、一篇の詩を寄稿していただきました。

エッセイ③

足の裏に力をいれた日 豊年祭2020

「地域芸能と歩む」では、2020年8月から9月にかけて、新型コロナウイルス感染予防対策を充分に行ったうえで、写真家の志鎌康平さんと沖縄各地の地域の芸能の担い手の方々の「いま」を写真に収める小さな旅を行いました。 例年、多くの人で賑わう石垣市の四ヵ字豊年祭は、2020年は奉納芸能の上演を中止し、神事を中心に規模を縮小して行われました。地元の人たちは、どのような思いでこの夏を過ごされたのか。県立高校図書館司書を務められ、地域の祭事や芸能に詳しい山根頼子さんに、この夏の豊年祭、そしてこれからの豊年祭について、エッセイをご執筆いただきました。

まーすけーいロード・プロジェクト

影絵芝居「まーすけーい歌」

読谷村長浜には「まーすけーい歌」(塩換え歌)という歌があります。 これは、長浜の娘たちが、長浜(読谷村)から塩田のある泡瀬(沖縄市)までの道行を歌った歌です。娘たちは薪や農作物を塩と交換するため、長浜から泡瀬まで約20キロ(片道)の道のりを歩いて往復していました。 「まーすけーいロード・プロジェクト」では、「まーすけーい歌」についての取材・調査をもとに、影絵師・川村亘平斎による影絵芝居「まーすけーい歌」を制作しました。11月には影絵人形制作のワークショップを実施し、長浜の子どもたちが自分たちの人形を制作。人形が子どもたち自身の分身となって登場します。インドネシアの伝統的な影絵人形劇ワヤン・クリ

エッセイ①

音楽紙芝居という「入口」

「いつも、想像の余地を残して、観客や読者に委ねたい。その先の世界へ足を踏み入れるための「入口」になれたら」――独特な優しいタッチの絵と語り、そしてピアノの演奏によって様々な物語を描く「音楽紙芝居」の作者「音の台所」こと、茂木淳子さん。 2012年の初演以降、各地で上演を重ねている音楽紙芝居「月夜のナイチンゲール」をはじめ、作曲家・春畑セロリさんとの音楽と絵のコラボレーション「ゼツメツキグシュノオト」(楽譜・CD・絵本)や、最新作の絵本「くもこちゃん」、絵ハガキ「市場シリーズ」など、ブルグミュラーの音楽や沖縄の題材をもとに、小さなものたちの世界を表情豊かに描き出します。 アンデルセンの童話から、

アーティスト・トーク

地域芸能を撮る―ローカルに根ざした表現を考えていくために

申し込み受付期間:2021年1月13日~1月27日

2020年度「地域芸能と歩む」のアーティスト・トークが本日より配信スタートです!本講座では、山形出身の写真家・志鎌康平さんを講師に迎え、写真家の視点から見る地域芸能の魅力と、ローカルに根ざしたものを撮影することについてお話をうかがいました。

開催レポート[高倉浩樹]

地域芸能の現場をフィールドワークする 第2回(伊江村)

2月13日(木)、「伊江小学校×坂元小学校 子ども芸能交流会&伊江村タウンミーティング」を開催しました。伊江村立伊江小学校5年生と宮城県の山元町立坂元小学校4年生がテレビ会議システムを活用して行う「子ども芸能交流会」は2年目になります。 坂元小学校での「子ども芸能交流会」を参観された東北大学東北アジア研究センター教授の高倉浩樹さんに、当日の様子についてレポートをご執筆いただきました。

アーティスト・イン・レジデンス

クロージングイベント「うたの記憶を紡ぎ出す」

2020年2月21日(金)【終了しました】

沖縄の各地では、その土地の暮らしや風習と結びついた多くの「うた」が歌い継がれてきました。「うた」は地域の個性であり、「うた」を通してかつてそこにあった風景や人々の暮らしが見えてきます。それらの「うた」の記憶に耳を傾けながら、そこに新たな生命を与えることは、地域文化の豊かな多様性を継承するひとつの方法でもあります。 アーティストが地域の音楽文化と関わることで生まれる新たな創造的可能性を探るため、わたしたちは、南城市(旧玉城村)、読谷村、伊江村の「うた」の記憶をめぐって、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを行いました。 「うた」から、土地の人々が歩んできた歴史=物語を知ること。「うた」から

レクチャー・シリーズ

地域芸能のマネジメントを設計する 第3回

2019年12月14日(土)【終了しました】

無形文化財あるいは無形民俗文化財の「保護」という文脈の中で、地域芸能におけるアートマネジメントの必要性はほとんど語られてきませんでした。しかし、官民挙げての「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。レクチャー・シリーズでは、そうした現状を振り返りながら、地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていきます。

開催レポート

地域芸能のマネジメントを設計する 第1回

地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていくレクチャー・シリーズ「地域芸能のマネジメントを設計する」。「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。9月14日(土)に開催された第1回「変容する地域社会と無形民俗文化財をめぐる文化行政の現在」では、講師の福田裕美さんとともに、地域芸能の位置づけを文化政策の観点から整理しつつ、多彩な事例をもとに、これからの地域芸能の「活用」のあり方について、多角的な視点

開催レポート

読谷村のうたの記憶を探す[その2]

8月3日(土)に開催されたアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「読谷村のうたの記憶を探す」の公開講座。講座の第2部では、「『出来事』としての歌について考える」というテーマで、映像人類学者の川瀬慈さんのお話が続きました。編集者でライターの川口美保さんにご執筆いただいた開催レポートの後半部分を公開します。

フィールドワーク・レポート

マースケーイロードの旅 7/30

7月29日より、アーティスト・イン・レジデンスの松田美緒さんが沖縄入りし、読谷村のうたの記憶を探すフィールドワークを行なっています。ここで出会ったうたが「まーすけーい歌」。読谷村長浜地区に伝わる古い民謡です。7月30日に、この「まーすけーい歌」に歌われる道のりをたどるフィールドワークを行いました。その様子をレポートします。